エシカルとは、直訳すると「倫理的・道徳的」という意味の形容詞。フェアトレードやボランティア、ソーシャルビジネスなど、「良い行い」の総称。「良い行い」なので、ボランティアだけでなく、消費活動やビジネスシーンにおいても適用できる。エシカルを一躍有名にしたのは、1997年英国のトニー・ブレア首相(当時)が行った国際外交に関するスピーチ。当時、過去のアフリカの植民地政策を見直し、これからは、「犠牲の上に豊かさが成り立ってはいけない。国と国の単位から、個人と個人の関係で考えるべき」と訴えた。その考え方から、「エシカル外交」と呼ばれ、エシカルが世の中に広がるきっかけとなった。日本では雑誌「VOGUE」が2008年に、エシカルファッションの特集を組んだ。これ以来、ファッションを通してエシカルは広まってきた。

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