下北沢駅から徒歩3分、井の頭線の高架下。夕方から夜にかけて、ライトに照らし出されるのは、色鮮やかなインドの日常風景だ。「暮らし」と「表情」に焦点を当てたという計56枚の写真が、なんとも魅力的に写し出される。11月にも開催され、反響を呼んだ写真展「こいのつま -インドの物乞いを想う-」が12月17日から再び行われる。(学生団体S.A.L.=伊藤 麻琴・慶応義塾大学2年)

写真展では、インドの物乞いと呼ばれる人々の、生き生きとした「暮らし」と「表情」に焦点を当てた

主催しているのは、国際問題の啓発活動を行う慶応義塾大学公認の学生団体S.A.L.。学生が自ら足を運んで撮影した映像や写真を通して、国際問題を「自分ごと」として捉え直すきっかけ作りを目指している。

写真展「こいのつま -インドの物乞いを想う-」は、在学中にインドを4度訪れ、計3カ月以上もの月日を取材に費やしてきた松村拓朗さん(慶応義塾大3年)が、監修を務める。

お金や食べ物を求めて、富裕層や観光客に手を伸ばすインドの「物乞い」。彼らの暮らしに密着した松村さんは「彼らは確かに貧しいけれど、決して目を逸らさなければならないような卑しい人々ではない。『物乞い』という単語からは到底想像することもできない彼らの素直な暮らしを見て欲しい」と話す。

インドに暮らす人々が抱える問題を来場者に「自分ごと」として捉えてもらえるよう、写真展に様々な仕掛けを施している。会場で撮影される来場者の記念写真は、アルバムにまとめられてインドの人々へ届けられる。そして、来場者全員にポストカードやパンフレットがプレゼントされるという。

当写真展は、16時から21時30分までの5時間半、下北沢駅南口から徒歩3分の高架下野外スペースで開催される。インドで暮らす人々のありのままの「暮らし」と、人々の浮かべる「表情」、そして現代という時代に、彼らが「物乞い」をしている現実に、想いを馳せてみてはどうだろうか。

「こいのつま -インドの物乞いを想う-」
・日時:2017年12月17日(日), 16:00〜21:30, ※屋外写真展のため、雨天中止
・入場料:なし
・場所:下北沢ケージ(東京都世田谷区北沢2-6-2 京王井の頭線高架下)
・交通アクセス:京王井の頭線・小田急線下北沢駅徒歩3分
・主催:学生団体S.A.L.
・facebookイベントリンク: https://www.facebook.com/events/1981631948771176/?ti=icl


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