小田原市根府川周辺のミカン農園は後継者不足などで耕作放棄が目立っている。ここで再生活動を進めるBe Good cafe の「オレンジプロジェクト」に、僕は6年前から参加し、再生にもこんなユニークなやり方があることを知った。

果樹園をコミュニティガーデンとして皆が楽しめるよう、参加者自らが育てるというコンセプトが僕に合っていたせいか、また最先端の農を通した循環型ライフスタイルが学べる新鮮な刺激のせいか、今ではすっかりハマってしまった。

オレンジプロジェクト参加者の皆さん。背景には相模湾が広がる

また、幅の広い年代の方たちと男女の区別なく交流が自然とでき、月に一回顔を合わせることができるコミュニティとして育っていることが実感できる。採れた冬ミカンと甘夏ミカンの新鮮な味を自分はもちろん、差し上げた人たちにも喜んでもらえるのも嬉しい。

念願の石窯でクッキーを初焼き

他にも小麦、大豆、トウモロコシ、ハーブなど毎月異なる色々な作物の植え付けや収穫が楽しめるし、収穫した作物を調理する石窯も完成した。甘夏の木のオーナー達による甘夏チャリティ販売で被災地支援も実現したり、学生造園グランプリ最優秀デザイン作品のミニ公園造成などがスタートしている。

ボクはそれらを通して「農的エンタメ・コミュニティ」としての成長と発展にこれからも参加していきたいと考えている。(オルタナS特派員 伊藤きっこう)


◆この地域のおすすめポイント
1.様々な作物の栽培や収穫ができる
2.参加者自らがその場所の活性化に携われる
3. 幅広い年代の人たちと交流できる

◆詳細はこちら!
Be good cafe「オレンジプロジェクト」
http://begoodcafe.com/orange

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