出身地と出身者をつなげる。これは、クラウドファンディングサイト「FAAVO(ファーボ)」のコンセプトだ。特徴としては、地域ごとにサイトが立ち上がっている点だ。リリースして2年目の今年、「地元法人との共同オーナー制度」と「行政との連携」の新プロジェクトを導入する。目指すは、2014年7月までに47都道府県それぞれにサイトを開設することだ。(オルタナS副編集長=池田真隆)
同サイトのメインターゲットは、「上京し、地元との関係が途切れてしまったと感じている人」だ。運営責任者の齊藤隆太さん(28)自身も、18歳で宮崎から上京した。「東日本大震災が起き、働き方や生き方を見つめ直した。すると、親や友達の顔が思い浮かび、このまま東京に住み続けるのか?いつ地元に帰るのか?と感じた。しかし、上京したので、地元での自分の時間が18歳で止まっていた。このままだと地元に帰りずらくなってしまうのではないかと課題に感じた」と言う。