本州のほぼ中央に位置する、日本海側最大の半島である石川県・能登半島。輪島塗や千枚田などが有名なこの地で、6ヶ月間の農業インターンシップを募集する制度がある。

運営するのは、財団法人いしかわ農業人材機構。能登地域の農家の減少や高齢化を解決するねらいで同制度は立ち上がった。昨年度は5名の修了生のうち、2名が能登地域での定住を決めたという。

この制度の仕組みは、農業をしたい都市生活者を受入農家に研修生として派遣するもの。研修生は手当てとして月14万円が支給され、定住しながら農業のいろはを学んでいく。今年度の参加予定者は9名で、年齢層は20代~40代と幅広い。



修了生の一人、檜山 貴志さんは「(研修を通じて)強く感じたのは、人々が助け合い、互いに支えあって生きていること。大らかな心の能登人との絆が心にしっかりと残りました。」と魅力を語る。

今年度は募集終了したが、同財団では同様の制度を継続していきたいとしている。一口に「就農」といえば覚悟がいるが、長期のインターンを有効に利用して、魅力を探ってみてはいかがだろうか。(オルタナS 副編集長 高橋遼)


◆この地域のおすすめポイント
1.手当を受けながら農業について学べる
2.伝統文化の根付く地域で人との絆を感じられる

◆詳細はこちらから!
財団法人いしかわ農業人材機構
http://inz.or.jp/

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