京都大学と京都市、日本たばこ産業、安田産業、リコーは6月27日、SDGs 先進都市である京都市で「京都 産学公SDGsプロジェクト」を立ち上げた。同プロジェクトでは、SDGsに関する研究やセミナーなどを推進していく。(オルタナS編集長=池田 真隆)

同プロジェクトの構成メンバー

同プロジェクトを推進していくのは、京都大学の学際融合教育研究推進センターにある「超SDGs研究ライトユニット」で、京都市、日本たばこ産業、安田産業、リコーが参画している。今後は、同プロジェクトの趣旨に賛同した企業・団体を増やす予定だ。主な取り組みは下記の3つ。

超SDGs研究ライトユニット
京都大学では、学生がSDGsの実践活動に関わるなどSDGsの達成に資する研究・教育・社会貢献活動を展開している。こうした議論の輪をさらに広げ、産学公のさまざまな立場から学者や研究者が個人で集まり、学術的な研究を推進していく。

京都超SDGsコンソーシアム
「超SDGs 研究ライトユニット」と連携し、SDGsの社会実装を目指す産学公連携による共同プロジェクト。京都大学においてサステナブルキャンパスモデルの構築に取り組むほか、京都市北部山間地域の森林保全と再生可能エネルギーの利用、環境教育プログラムの開発などに取り組む予定。今後、本プロジェクトに参画する企業・団体を募り、2019 年秋に活動をスタートする予定だ。

講義・セミナー
第一弾のイベントとして、6 月27 日に京都大学において「京都大学≪超≫SDGs シンポジウム/サイエンスアゴラin 京都」を開催した。本イベントでは、「資源・エネルギーと持続可能性」をテーマに、専門家とともに考えるパネルセッションや、学生や若手研究者らによるポスター発表、挑戦的なワークショップ、セミナーなどを一日かけて行う。G20の20カ国・地域以上の国・地域から学生・若者が集い、G20でも争点となるプラスチック対策に関する声明も出す予定。

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