NPO法人などと連携して発展途上国の子ども向けに給食を届けているテーブルクロス(東京・新宿)はこのほど、訪日観光客向けに日本食の「検索エンジン」を開発すると発表した。日本語を使わないで、検索から決済まで対応可能にし、ベジタリアンやハラル、「だし」などで検索することもできるようにする。サービスのオープンは7月18日を予定している。(オルタナS編集長=池田 真隆)

「だし」「たい焼き」「お弁当」なども検索できる

同サービスの名称は、「byFood.com」。日本語に詳しくない観光客向けに作られており、英語で検索から決済までできる。知名度の高い都心部だけでなく、郊外にある飲食店の情報も豊富に掲載されている。日本食ができた背景を伝える記事や動画も配信している。

観光庁は2020年に訪日観光客数を4000万人に増やす目標を発表した。2017年では、日本を訪れた観光客の70%以上が日本食を期待しており、旅行費用の2割が飲食代として使われた。

同社は2014年に当時立教大学の学生であった城宝薫さんが立ち上げた。社会貢献型のグルメアプリ「テーブルクロス」を開発した。同アプリを通して飲食店を予約すると、1人に付き子ども1食分相当の金額が子ども支援を行うNPO/NGOに寄付される仕組みだ。2019年5月までに届けた食事は23万6281食に及ぶ。byFood.comで予約した場合も、NPO/NGOへの寄付になる仕組みだ。

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