航空券比較サイトを運営するエアトリ(東京・港)はこのほど、20代以上の男女914人を対象に持続可能な開発目標(SDGs)に関する意識調査を実施した。調査の結果、17の目標のうち自然環境や生死に関わる目標への関心が高い一方で、ダイバーシティへの関心は低いことが明らかになった。(オルタナ編集部=多田野 豪)

水、飢餓、健康が上位に

「SDGsの掲げる17の目標のうち重要だと感じるものはどれか?(複数回答)」という質問への回答として、「安全な水とトイレを世界中に」が1位に(65.6%)、2位以降は「飢餓をゼロ」(64.0%)、「すべての人に健康と福祉を」(61.9%)が続いた。

「海の豊かさを守ろう」(5位)、「気候変動に具体的な対策を」(7位)など環境問題への意識の高さがうかがえた一方で、「ジェンダー平等を実現しよう」(15位)、「人や国の不平等をなくそう」(11位)などのダイバーシティにまつわる目標については未だ関心が低いという結果が出た。

1位は「すべての人に健康と福祉を」(12.3%)、2位以降は「働きがいも経済成長も」(10.6%)、「貧困をなくそう」(10.2%)が続いた。

 「すべての人に健康と福祉を」を選んだ人からは高齢化社会に伴う医療保障の充実、「働きがいも経済成長も」を選んだ人からはいつまでも働けるような制度整備を望む声が挙がり、高齢化への不安を抱いている人が多いことが推測される。

「SDGsに取り組む企業に対してどのように感じているか?」という質問には、70%以上が好意を抱くと回答し、そのうちの約2割は商品やサービスを購入するなど積極的に応援すると回答した。




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