学情(大阪市)は21日、緊急事態宣言による企業の新卒・中途採用への影響を調べた結果を発表した。2021年卒の採用計画については、66.1%の企業が当初の「計画通り採用を実施する」としたが、2022年卒の採用については、7割以上の企業が採用計画が「まだわからない・検討中」と回答したことが明らかになった。この調査は4月8日~15日に実施し、555社が回答した。(オルタナS編集長=池田 真隆)

2021年卒の採用計画は6割の企業が「計画通り」と答えた

2021年卒に関しては、4月上旬時点で採用計画を変更した企業はわずかであった。66.1%の企業が当初の「計画通り採用を実施する」とし、採用計画の大きな方針の変
更は見られなかった。

採用活動については、「これまで同様に進行する」「Web等を活用して継続する」と答えた企業は合わせて49.3%と、半数近くの企業がWebなどの新しいツールを使いながら採用活動を継続する方針を示した。一方で、採用活動を「一時的に中断する」と答えた企業は34.6%だった。

2022年卒の採用に関しては、7割以上の企業が採用計画が「まだわからない・検討中」と答えた。採用活動についても6割近くの企業が「検討中」と述べた。中途採用については、「当初の計画通り」実施する企業と「まだ分からない・検討中」とした企業がそれぞれ半数を占めた。この調査に回答したのは、上場企業103社と非上場企業452社の555社。

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