2012年、東京・銀座の文祥堂は、創業100周年を迎えるにあたり、都市と森をつなぐ新しいプロジェクトをスタートした。
そこで、森林保全の問題解決の一助になるべく、文祥堂は都市、主に人が働く場であるオフィスで国産木材を価値化することにチャレンジする。
間伐材を使用した製品を開発・販売しているニシアワー(※)と組み、“KINOWA”というブランドで国産木材(主にヒノキの間伐材)を使ったプロダクトをリリースし、従来から文祥堂と取引のある国内オフィス家具メーカーの協力のもと、国産木材・間伐材を利用したプロダクトを積極的に紹介していく。
そして、同社ではこのプロジェクトの対象商品の売上の1%相当額を一般社団法人フォレストック協会(東京・港)からCO2吸収量クレジットを購入することで、全国の森林所有者へフィードバックする。
※岡山県英田郡の株式会社西粟倉・森の学校が運営する地元の木材を利用した製品のショッピングモール(今一生)
●ニッポン木環プロジェクト
http://www.bunshodo.co.jp/kikan/