3日、サンクチュアリ出版でトークイベントが開催された。その名も「山田麻依が聞く!なりたい自分になる方法。第一弾」<アシスタント、なう!~現在進行形の3人が語る仕事術~>だ。

今回このトークイベントを企画し登壇したのは、第一戦で活躍する人のアシスタントを務める3名である。チケットは告知後すぐに完売となった。

ライフスタイルプロデューサー/Garten代表 村上萌氏のアシスタントを務める山田麻依さんの呼びかけで、ノマドワーカーとして知られるスプリー代表安藤美冬氏のアシスタント 宮下竜介さん、VOGUE girlクリエイティブディレクター 軍地彩弓氏のアシスタント 林理永さんが登壇した。

左から、宮下竜介さん、山田麻依さん、林理永さん


■きっかけはTwitter

アシスタントになるきっかけはTwitterだったという、林さん。雑誌に関わる仕事がしたいと思っていたとき、軍地氏がTwitterでアシスタントを募集しているのを知り、すぐに自分のやりたい事を綴ったメールを送った。「運命だと思った」と林さんは当時を振り返る。

宮下さんもまた、Twitterがきっかけだ。Twitterで安藤氏に「関西で講演会はありませんか」と質問をすると、すぐに「呼ばれたら行きます」と返しがあった。宮下さんは自ら講演会を開催する事を決意。すぐに準備をし、約一週間後には安藤美冬氏初となる関西講演の開催を告知するに至った。講演会は成功。後日「一緒に仕事がしたい」と伝えた宮下さんに対し、安藤氏は「一緒にやりましょう」と即答したという。

活躍している憧れの人にSNSを使って質問をする事や、考えを伝える事が簡単にできる時代だ。「縁を繋げていくのは自分自身だけど、きっかけは作りやすくなった」と、宮下さんは言う。

一方、元々村上氏は仲の良い先輩だったという山田さん。山田さんのやりたい仕事について聞いていた村上氏が、話を持ちかけたのだ。それを聞いた山田さんは迷わず頷いたという。

三人に共通して言えるのは、決断の早さだ。それができたのは、日頃から何をしたいのかを自問自答してきたからである。そして、自分のやりたい事を言葉にして伝えていた事もチャンスを得た理由の一つであろう。

「細かい作業も多い」と、三人は口を揃える。メディア対応、資料作成、講演準備、経理、広報など、アシスタントとしての仕事は多岐に渡る。その中で、三人が共通して心掛けていることは「先読みすること」だという。

「相手にストレスをかけず、目の前にある障害をどけてスムーズに進めるようにするという事を最低限のレベルとしてやっていかないと、次のレベルにはいけない」と宮下さんは語る。

■アシスタントをして学んだこと

山田さんが学んだのは「受動態ではなく能動態でいること」だ。「一歩踏み出すだけで人生は変わるという事を知った」と山田さん。「変わりたいのなら、昨日とは違う選択をしなければ昨日の自分と同じまま」と語った。

「安藤さんは自分で決めたルールを愚直に守り続けている人。守り、達成する事で自信に繋がる」と宮下さん。また安藤氏が「身近な人の信頼を裏切らない」という事を大切にしていることも明かした。

林さんは「愛」と一言。「心を使って働いている人は少ない。軍地さんは心と頭を使って仕事をしている人」と続けた。また軍地氏からは「一年後、五年後を具体的にイメージし、それを紙に書きなさい」と言われたという。そうする事で、今やるべき事が明確になる。林さんはそれを実践しているという。

アシスタントになったきっかけや、仕事に対しての想いを語った


■「アシスタントは目的ではなく手段」

「アシスタントに憧れています。どうしたらなれますか」と質問をされる事があるという。「一つの目標があって、その過程でベストな手段がアシスタントだっただけ。アシスタントが目標というのは、本末転倒だと思う」と林さんは語る。

「“軍地さんのアシスタントの理永ちゃん”から、どうやって“林理永”になるかが課題」という林さんは、「紙でもデジタルでもいける編集者になりたい」と語った。

「安藤さんの夢を一つひとつ一緒に実現していきたい」と話す宮下さんは、「将来は今の経験を生かし、女性フリーランスのアドバイザーもやりたい」と明かした。

山田さんは「同じ夢ややりたい事をやる為に、同じ船に乗っているパートナーでありたい」と語った。

現在アシスタントとして奮闘する三人も、いずれアシスタントを卒業する時がくる。いつの日か、それぞれの夢を形にした三人に改めて話を聞きたい。(オルタナS編集部員=大森清香)


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