整体師、ネイリスト、足裏、バルーンアーティスト、歌手、落語、ミュージシャンなどの「プロ」を広く募集し、被災地の仮設住宅に赴いて無償で支援活動を続けている団体が、東京にある。
それが、東京・恵比寿で整体・マッサージの店「癒し処元気」を営む整体師・加倉井昌幸さんが結成を呼びかけた有志の癒しのプロ集団「チーム恵比寿」だ。
毎月、チーム内で参加費を出し合い、東京からマイクロバスをレンタルして被災地の仮設住宅を訪問し、集会場やイベント会場などで活動している。
昨年6月に宮城県石巻市で活動を始めて以来、今年11月18日までに岩手県陸前高田市や大船渡市、釜石市、宮城県気仙沼市、長野県栄村などに述べ20回以上も訪問し、12月7日にも気仙沼へ出発する予定だ。
この活動に参加したある女性エステティシャンは、同団体のサイトでこう書いている。
「私たちのような技術者だけではこのボランティアは成り立たない。受付係やマイクロバスの運転手など、サポートスタッフとして参加してくださっている方々のサポートがあることで、我々施術者はスムーズに施術に入ることができて、現地の方はストレスなく施術を受けていただける。そして、イベントとして我々が訪れた時間を楽しんでくださる被災された方々。楽しかった時間を惜しむように最後まで見送ってくれる方の姿を見て、これを今回だけで終わらせてはいけないという気持ちも生まれました」
同団体のフェイスブックページには今年11月26日までに489人が「いいね!」を押しており、大阪から被災地へ赴くチームも新たに発足している。
なお、チーム恵比寿では今後も活動を続けるため、寄付金をサイト上から募っている。マイクロバスの運転経験があるドライバーや整体師、ネイリスト、リフレなど施術のプロ、プロとして活動中のアーティスト、そして当日の受付係を担うサポートスタッフ(学生可)なども広く募集している。(今一生)
●チーム恵比寿の公式サイト
●チーム恵比寿のfacebookページ