“WorldShift（ワールドシフト）”という言葉をご存じだろうか？このWorldShiftという考え方をもとに2012年末、京都で”WorldShift’12”が開催される。同イベントに関する記事を全6回にわたって紹介していく。

第1回目となる今回はWorldShiftとはどういうものであるかについて紹介する。



■ WorldShiftとは

すべての存在がつながっているとの認識に立ち、人類全体・地球全体を視野に入れて自身の言動を決定していく意識を根拠に、「文明の発展の方向性を変える」、「持続可能で平和な世界に向けての変革」のことを指す。

この変革のスタートは2009年9月9日ロンドン。世界的な科学者で、世界賢人会議「ブダペストクラブ」創設者のアーヴィン・ラズロ博士の呼びかけにより、「ワールドシフト会議」が行われ、「世界的緊急事態におけるワールドシフト宣言」が、世界に向けて発信されたことによって始まった。

今、この宣言・行動に共感した人々が「ワールドシフト」のムーブメントを世界中で起こしている。日本では、2010年に一般社団法人ワールドシフト・ネットワーク・ジャパンが設立され、日本国内での普及啓発の起点として活動している。

2012年秋冬、京都にて、若者の手によって「WorldShift’12」というイベントが開催される。

分野の異なる複数名の「かっこいい大人」を呼び、講演、対談、未来について考えるワークショップを行う。より明るい未来を描くために”今ここの私たちから”できることについて、話し、考え、発信し、行動していくための”対話の場”を作り出していく。

「ひとりではどうしようもないくらい大きな社会問題も、抱え込んでしまうくらい小さな日常の悩みも、まずは誰かに話してみて、一緒に考えて、行動することで初めて解決へ向かうのではないでしょうか。WorldShift’12という空間で、人と向き合って対話するという当たり前の行為から世界をちょびっとずつシフトしていきませんか？」と、WorldShift’12実行委員会の大久保志朗さんは語る。（オルタナS関西支局特派員＝中川なつみ）


～WorldShift’12～
日程：10/28（日）,11/10（土）,11/23（金・祝）,12/8（土）,12/21（金）の全5日間
テーマ：『Shift from here』

■WorldShift’12 Vol.1■
登壇者：
・中野 貴行 (なかのたかゆき)
通称「へむり」。フィリピンでのNGO活動や青年海外協力隊など、国際協力の分野で活躍している

・塩見 直紀（しおみ なおき）/半農半Ｘ研究所 代表・半農半Ｘパブリッシング代表
「半農半X」という小さな農を行いながら社会に対して天賦の才を活かす生き方を提唱している

開催日： 10/28（日）
時間： 午前11時～午後17時
場所：⑭ウエダビル本社南ビル地下1F
〒600-8191 京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地
（京都市営地下鉄五条駅より徒歩５分）
チケット料金：
学生　前売り1500円/当日2000円
一般　前売り2500円/当日3000円
参加申込み
・問い合わせ先：worldshift12@gmail.com
イベント情報：
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