若者に『地元と生きる』という感覚を抱かせるには、地元の良さを再発見し、新しい価値を創造していくことが必要と考えた。こうして、若者のアイデアで地元に変革を起こすことを目指す、「i.club」の構想を思いついたという。「i.club」の「i」は、「イノベーション」の頭文字から取った。

活動拠点は、気仙沼と会津に決めた。地元高校に参加してもらい、課題を解決するワークショップを展開する。これまでに複数回開催し、約70人の高校生が参加した。2012年12月から今年3月にかけて実施した気仙沼でのワークショップでは、地元のドライフードである「なまり節」を生かした商品「なまり節ラー油」を考案した。

なまり節の出汁がラー油の辛味に旨味を加え、マイルドさをもたらした。なまり節の実も入っているので、ナッツ類と同様な食感を生み出す。白米にかけても箸が進み、酒のおつまみにも最適だという評価を得た。

現在は、商品化へ向けて、クラウドファンディング「ReadyFor?(レディフォー)」で資金を集めている。達成目標金額は140万円で、初期生産ロット1000個の試作・製造に加え、販売実習のために使用する。

なまり節ラー油の試食会も東京で開催し、食べ方のアドバイスを参加者が話し合った

地元嫌いな高校生「地元との接点見えた」

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