同団体は小川さんを中心に、若者20人ほどで成り立っている任意団体だ。近く、法人格を所得する予定だが、株式会社にするのかNPOにするのかはまだ未定だという。小川さんのみが有給で、ほかのメンバーはインターンとしてかかわっている。

卒業しても仕事として、この活動を続けると決めた背景には、彼の教育に携わりたいという夢が影響している。「もともと教育関係の仕事をしたかった。在学中から休学して、この活動をしてきたが、高校生の可能性は無限大に感じ、この可能性を潰したくはないと思った」と話す。

「若者の育成にかかわるため、単発なイベントで終わってしまうのでは意味がない。地元に根付くためにも、仕事としてかかわっている」と小川さん。

参加した高校生からもらった手紙、地元嫌いからのへ変化が見られる

仕事のやりがいは、「高校生の変化を目の当たりにしたときだ」と話す。「地元との関係を絶とうとしていた若者が、かっこいい大人や、地元の魅力に気付き、地元を好きになっていく様は感動する。この瞬間に立ち会えたときに、これ以上ないくらいのやりがいを感じる」。


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