社会起業家支援を行うアショカジャパンでは2012年から、「(東北)ユースベンチャープログラム」を行っている。このプログラムでは社会問題の解決や東北の復興に対して、行動を起こしたいという気概とユニークなアイディアを持つ12歳~20歳の若者を支援している。
アショカジャパンにより選出され、活動を続ける若者を特集する本企画。第7弾の今回は関西大学2年の弘田光聖さんだ。(アショカジャパン東北ユースベンチャラ―=大前拓也)
弘田さんは東北や防災に関わる人々とのつながりをつくり、復興支援に関わる学生のモチベーション維持や今後の災害ネットワークづくりのためのイベント「Tohoku”RE”Days」を開催した。
この活動を通して、復興支援に関わる人たちのモチベーションの維持と今後の災害ネットワークの構築をしたいと考える弘田さん。「3.11の風化が進むにつれ、復興活動や防災活動は全体的に縮小気味です。だからこそ同じベクトルの人たちが、仲間意識を持って、まだまだやってやるぜってなってほしいのです。僕は、そういう人たちが定期的につながることで、その人たちのミニ起爆剤となりたいのです」。
そして来る3月5日~6日に第1回目の”RE”Daysを開催した。
イベントでは1日目には活動内容や活動に対する悩みなど参加者同士の交流に重きを置いた。2日目には復興支援に関わる有識者を招き、ワークショップを実施。総勢100人が参加するイベントとなった。
イベントを終え、何とかしてこの現状を少しでも変えられるようにこのような方法でアプローチしていきたいと考える弘田さん。「関西にいて、東北のためにできることなんて、ちっさなことだと思います。 しかし、その中でも自分が力になれることは、フットワークの軽さを活かしたつながるきっかけや場作りをすることが大切なのです」。
今後、各地域でつながる場作りを目指す弘田さん。そして各地域での活動を促進していきたいと考えている。今後彼が全国各地の復興支援について考える学生にどのようなアプローチをしていくのか期待したい。
“RE”Days URL : http://www.tohoku-redays.jp/
アショカジャパン: http://japan.ashoka.org/
ユースベンチャーブログ: http://ashoka-japan.org/youth/