トヨタ財団は、トヨタ自動車の問題解決手法を教える連続講座トヨタNPOカレッジ「カイケツ」を開いています。同講座は、NPOなど非営利団体を対象に、トヨタ自動車の組織マネジメントを伝えるもの。トヨタ流のマネジメントを受けたNPOはどう変わったのか報告します。
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vol,1 トヨタ流マネジメントをNPOに伝授 連続講座始まる
トヨタ財団は5月19日、NPOに向けて、トヨタ自動車の問題解決手法を教える講座を開講した。公募で選ばれた30の非営利組織の幹部が受講する。同講座では、NPOの組織上の問題点を改善し、社会的課題の解決を後押しする。
vol,2 モチベーション低下・業務過多 NPOの課題、トヨタ流でカイゼン
「スタッフのモチベーションが上がらない」「自分の業務に追われてしまい、部下を指導する余裕がない」――NPOの幹部が抱える課題を、トヨタ自動車のノウハウで解決する講座が行われている。品質管理を徹底するトヨタ流のマネジメントがNPOを変えていく。
vol,3 トヨタNPO向け講座 「現状把握」で「真の課題」を明らかに
トヨタ財団は6月16日、NPO幹部向けにトヨタの「問題解決手法」を伝える講座を開いた。同講座は今年12月までに6回実施するもので、同日で折り返しとなる3回目を迎えた。回を重ねるたびに、議論は活発化し、NPOが抱える真の課題が明らかになりつつある。
トヨタ財団は7月14日、トヨタNPOカレッジ「カイケツ」を名古屋市で開いた。同講座では、NPO幹部向けにトヨタの問題解決手法を伝える。同日は、トヨタ生産方式の一つである「5回のなぜ」を用いて、団体が抱える課題の真因を探った。
トヨタ生産方式が、初めて非営利組織の改善に挑んでいる。5月から毎月1回の頻度で、NPOの幹部30人が名古屋市の会議室に集まり、トヨタ自動車の現役社員らから指導を受けている。会議室では、「テーマの選定」「要因解析」「対策立案」など、トヨタならではのキーワードが飛び交う。NPOはどう変わったか、その模様をまとめた。
トヨタ財団は12月16日、トヨタNPOカレッジ「カイケツ」の成果報告会を開いた。今年5月から、トヨタ自動車の問題解決手法を学んだNPOの経営幹部がその成果を発表した。「うつ」「多文化共生」「子どもの貧困」などの社会的課題の解決へ、悩みながらも前へ進む。