全国の優良農業者が交流するN-1サミット2017(主催:N-1サミット実行委員会)が3月14日、東京品川区で開かれた。農業とテクノロジーを掛け合わせたアグリテックに興味を持つ社会人や学生ら300人が集まった。ゲストの小泉進次郎・農林部会長は、「未来につながる農業はブランディングとマーケティングが重要」と、テクノロジーを生かした農業への期待を話した。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

農家・オブザイヤーの受賞者と小泉農林部会長(左端)

同サミットでは2016-2017年の「農家・オブザイヤー」を表彰し、千葉県でトマトの栽培を行う伊原努さんが輝いた。伊原さんは医療分野で使われる特殊フィルムを使って、水耕栽培を行う。

銀賞は、兵庫県で水耕栽培とLEDライトを活用し、食べやすい食感を実現した小山竜平さんが選ばれた。

会場では、最新アグリテックが紹介された。ホープフィールド(東京・墨田)が開発した「電動一輪車E―cat Kit」では、力がなくても野菜などを積んだ状態で坂道を上がることができる。

キャベツ30キロを積んだ電動一輪車と通常の一輪車で、舞台上のコースを競い合った。電動一輪車の女性がスムーズに坂を上った

農地のデータをPCやスマフォから確認できるモニタリングデバイスKAKAXI(カカシ)は初期費用無料で、月額9800円から利用可能だ。

モニタリングデバイスのKAKAXI

N-1サミットはテクノロジーで農業界を活性化するイベントで、今回で8回目の開催だった。

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