オルタナはこのほど、別冊「72組織 わがパーパス」を発行しました。省庁・自治体・株式会社・非営利組織(大学や病院を含む)など72組織のトップに、パーパス(存在意義)を執筆していただきました。その一部をご紹介します。
「地球の裏側」を見据え、次世代につなぐ
この会社の経営を引き継いで以来15年、経営者として「売上高と利益を上げ、業績を伸ばすことが経営者の責任」と信じてきました。その一方で、松下幸之助・松下電器産業(現パナソニック)創業者の「企業は社会の公器である」という言葉がずっと心に残っていますし、そうあるべきと信じています。
日本の戦後は経済発展、産業振興が命題でした。物質的な豊かさの実現を通して、心の豊かさをも手にするべく、企業活動、消費活動が行われてきました。
政治の役割もそこにあり、もちろん社会福祉も併せた政策を行ってきましたが、社会システム、社会インフラは産業優先であることは誰もが納得するところです。着実な人口増加とマーケットの拡大、物理的時間的市場を拡大しながら成長を成し遂げてきました。
弊社もその流れに沿って、昭和50年のオイルショックの真っただ中に、金属容器の販売を主とした商社として創業して以来、セールスプロモーション事業、自社ブランドの展開など複数の事業を展開し、順調に業容を拡大してきました。
その後のバブル崩壊、ITバブル、リーマンショック、そして東日本大震災を乗り超えて、存在しています。その度に経営環境の激変を経験しながらも存続していることは社員やお取引先様に支えられた結果と思っています。
…続きは「alterna別冊 72組織 わがパーパス」をご覧ください。