オルタナはこのほど、別冊「72組織 わがパーパス」を発行しました。省庁・自治体・株式会社・非営利組織(大学や病院を含む)など72組織のトップに、パーパス(存在意義)を執筆していただきました。その一部をご紹介します。

ITで「顔の見える」関係を再構築したい

いまから十数年前、携帯電話の充電が切れそうだった私は、地下鉄の車内で太陽電池付きのキーホルダーを持った女性を見つけ、ふと考えました。
「あの女性からだったら、少し高くても電気を買いたいな」

そこではたと気付いたのです。おじいちゃん、おばあちゃん、ギャルやちびっ子、誰でも簡単に電力をつくれるということ。エネルギーという、誰でもつくれる「富」をみんなで創造すれば、世界の格差を解消できるのではないか。

当時はまだ再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)も、電力自由化も始まっていませんでしたが、起業を決意し、2011年5月に日本唯一の参加型電力会社として「みんな電力」を立ち上げました。

みんな電力のパーパス(存在意義)とは何か。それはITの力で生産者の「顔」を「見える化」し、思いを持った人同士のつながりを生み出すことです。
私たちは発電所を建設し、電力をつくっているわけではありません。小売りとして単に電力を販売するのでもなく、人と人、人と地域、地域と地域をつなげていくことが使命なのです。

発電所の魅力をウェブサイトで発信するとともに、電力生産者と契約者が交流する「発電所見学ツアー」を企画し、生産者やその地域の観光資源などを知ってもらう機会も提供しています。

「横浜つながり」で、青森県横浜町で生産された電力を神奈川県横浜市内の事業者に提供するプロジェクトも徐々に拡大しています。これには当社のブロックチェーン技術を活用した電源特定サービスが生かされています。

…続きは「alterna別冊 72組織 わがパーパス」をご覧ください。

みんな電力株式会社




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