オルタナはこのほど、別冊「72組織 わがパーパス」を発行しました。省庁・自治体・株式会社・非営利組織(大学や病院を含む)など72組織のトップに、パーパス(存在意義)を執筆していただきました。その一部をご紹介します。
「向き合う責任」から目をそらさない
20代で2社の創業に携わり、ひたすら「事業成長」に重きを置いて経営した結果、倒産。この苦い経験から、創業者から引き継ぐ形で5年前にリジョブの経営者となった私は、今度こそはと「成長だけではない、自組織の存在意義」をメンバーとともに追求することを心掛けてきました。
社長就任後、「全社員との面談」に真っ先に着手しました。当時、最もリジョブの事を知らない自分が面談を通してハっとさせられたのが「社会や事業、組織に当事者意識を持っているメンバーが多い」というリジョブの特性でした。
営利企業である以上、「継続的に利益を上げること」は不可欠です。ですが、過去の経験から学んだこともあり、リジョブとの出会いをきっかけに別の2つの視点も経営者として大切にしていこうと決めました。
一つは「事業創りと組織創りは車の両輪であり、事業成長に合わせて組織もまた、最適な形に進化していかねばならない」という視点。二つめは「真に世の中に受け入れられている大きな事業には、例外なく社会性が伴っている」という視点です。
これらの気付きを踏まえ、組織創りと社会性のある事業構築、どちらにおいても「リジョブだから出来る事、すべき事」を磨き上げる事が、自ずと存在意義に繋がると確信しました。
事業面では「事業を通して社会・業界課題を解決すること」にコミットし、常に挑戦しています。私たちは、美容・ヘルスケア・介護などの「おもてなし業界」における採用コストを従来の約3分の1に抑えるビジネスモデルを構築し、浮いたお金を現場へ還元できる仕組み創りを通し、この「働きにくい」と言われる業界の課題解決に取り組んできました。
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