オルタナはこのほど、別冊「72組織 わがパーパス」を発行しました。省庁・自治体・株式会社・非営利組織(大学や病院を含む)など72組織のトップに、パーパス(存在意義)を執筆していただきました。その一部をご紹介します。

岡田 千尋・アニマルライツセンター代表理事

動物たちの苦しみを効果的に減らそう

アニマルライツセンター(以下ARC)は「動物たちの苦しみを効果的に減らす」ために存在する団体です。動物たちの苦しみを効果的に減らすことができれば、社会から暴力や差別が減り、社会や地球の持続可能性に貢献でき、人々の未来にも明るさが増すのだと信じています。動物の問題は、人間の社会問題に直結しているのです。

私たちの運動は人々に他者に対する思いやりを求め、その人にとっては物理的利益にならなくても苦しむ動物たちのために一歩、譲歩することを求めます。搾取し過ぎているものから手を緩めてくれと求めるのです。

利益追求や個人の欲求が優先される社会では、難しい決断を迫られることになりますが、幸い、このことが社会をより良くする鍵になります。搾取や暴力を強めることが社会問題を解決することなどありえないのですから、当たり前かもしれません。

動物を取り巻く問題は、隠されている上に、私たちの生活に密着しています。あらゆる社会問題に深く関わり、地球の未来を脅かしかねないことすらあります。

問題はあまりに大きく、また苦しむ動物たちの姿はあまりに悲しくて心が揺さぶられてしまい、冷静な判断をすることが難しいときもあります。そのときに立ち戻るのが、「動物たちの苦しみを効果的に減らす」という私たちのパーパスです。

…続きは「alterna別冊 72組織 わがパーパス」をご覧ください。

認定NPO法人アニマルライツセンター



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