オルタナはこのほど、別冊「72組織 わがパーパス」を発行しました。省庁・自治体・株式会社・非営利組織(大学や病院を含む)など72組織のトップに、パーパス(存在意義)を執筆していただきました。その一部をご紹介します。
オルタナティブ福祉で、地域の課題解決
2011年3月11日に東日本大震災が起きた時、九州に住む私にとって遠くの出来事の様に感じ自分事と捉えることができませんでした。何も行動出来ていない自分の情けなさを痛感しました。そこで「何か自分でできる事から始めよう。」と決意し、4人の仲間と創業しました。
当時、精神障がい者が増えていたのと就労が難しい社会課題があり、その解決に向けて取り組むことにしました。順調とは言えない経営状態の時に「熊本地震」が起き、全国の方々から多くの人道的支援を頂き、今があります。感謝を込めて「地域の社会課題解決に取り組んでいこう」と覚悟を決めた契機でした。
私たちは「精神障がい者の自立と就労支援」を行なっています。自分のワクワクする気持ちの種を育て生きがいに繋げてもらいたいと、様々な社会貢献型体験プログラムを行なっています。精神障がいの場合は、自分の事しか考えられなくなる傾向にあります。
そこで社会課題に目を向ける事で、意識が外向きになり、少し心が楽になり、感謝される事で存在が認められ、少し心が元気になるのです。
法人名「オルタナ」の由来はオルタナティブ(もう一つの選択肢)から付けたと言いたいのですが、実は2007年創刊の「ヒトと社会を大事にするビジネス情報誌オルタナ」に感銘を受け、その感動を忘れないようにと社名に付けました。
創刊号の米パタゴニア創業者イヴォン・シュイナード氏の「『社員をサーフィンに行かせる』本当の理由」の記事は衝撃的で、組織マネージメントの考え方が180度変わりました。
責任感、効率性、融通をきかせること、協調性を養うための標語化だったのだと、大変魅力的な記事を何度も読み返したのを思い出します。
…続きは「alterna別冊 72組織 わがパーパス」をご覧ください。