オルタナはこのほど、別冊「72組織 わがパーパス」を発行しました。省庁・自治体・株式会社・非営利組織(大学や病院を含む)など72組織のトップに、パーパス(存在意義)を執筆していただきました。その一部をご紹介します。
公務員に出会いと交流の場をつくる
332万人。この数字は日本で働く公務員の数で、全人口の3%に相当します。社会課題が複雑・多様化している現代において、行政組織だけでは社会を良くできないことは明らかです。
一方で、社会の中で行政の役割が非常に重要であることも事実です。その行政の担い手が公務員です。だからこそ、公務員の志や能力が1%上がれば、世の中はもっと良くなる。個々が持つ力を信じ、人との繋がりをつくり、可能性を開く後押しをしていくことが、よんなな会の挑戦であり、存在する意義です。
よんなな会が年に5回ほど開催するイベントでは、全国から500人を超える公務員が集います。活躍している方の講演を聴いたり、参加者同士で繋がったりすることで、前向きに仕事に取り組むためのきっかけを持ち帰っています。
また、「よんななハウス」では、地方から東京に出張で訪れる地方公務員の新しい出会いを生むために、官民問わず集まれる場を運営し、全国に「顔の見える関係」をつくっています。
よんなな会が生まれた背景には、僕が総務省から地方自治体に赴任していたことが大きく影響しています。1年目に熊本県庁に赴任したとき、熊本で活躍する人たちを紹介してもらったことで、とても充実した期間を過ごせました。
だからこそ、総務省に戻ったときに「中央省庁に来ている自治体職員に何か恩返しができないか」と思ったのです。
…続きは「alterna別冊 72組織 わがパーパス」をご覧ください。