——スポーツを通してチャリティ活動することについてどのような可能性を感じていますか。

前園:東日本大震災が起きてから、自分自身、チャリティに対する意識がいっそう高まりました。それは、自分に限らずサッカー界も同じだったと思います。サッカーはチャリティに非常に敏感で、震災後、すぐに復興に向けた活動をはじめました。たとえば、中田英寿のTAKE ACTIONなどが代表例ですね。

タイやシンガポールでも、チャリティサッカーマッチを行い、サッカーが世界共通のスポーツだと再認識できました。一緒にサッカーをすることで笑顔が増える様子を見ると、自分が励ますつもりでしたが、逆に自分たちが勇気づけられますね。

スポーツとチャリティの親和性は高いと思っているので、この東京マラソンがきっかけとなって日本にもチャリティ意識がもっと根付いてほしいと思っています。自分ができることは、今後もどんどん取り組んでいきたいです。

 
寄付金・チャリティランナー募集について 締切り迫る!
新しい参加の仕方「チャリティ・サポートシステム Run with Heart」
募集期間:募集中~平成24年12月16日(日)午後5時まで
定員:先着3,000人/定員になり次第終了
詳細はURL:https://www.runwithheart.jp/まで


【前園真聖さんプロフィール】
1992年鹿児島実業高校からJリーグ・横浜フリューゲルスに入団。
1996年、アトランタオリンピック本大会では、ブラジルを破る「マイアミの奇跡」などを演出し、サッカーファンのみならず、広く注目される事となる。その後、ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ1969)、サントスFC・ゴイアスEC(ブラジル)、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ、安養LGチータース・仁川ユナイテッド(韓国)と渡り歩き、2005年に引退を表明。2006年FIFAワールドカップドイツ大会、2008年北京オリンピック,2012年ロンドンオリンピックともに期間中は現地にて取材活動をし、サッカーだけではなく多岐にわたる競技を取材する。現在はサッカー解説者やメディア出演の他に、自身のZONOサッカースクール少年サッカーを主催し、普及活動にも力を入れている。

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