近年、「SDGs」「サステナビリティ(持続可能性)」などの言葉が学校教育でも扱われるようになり、そうした社会課題への取り組みは、従来の主流であった公的機関・非営利団体・ソーシャルスタートアップだけでなく、民間企業や複業/副業などによる個人にとってもより身近な存在になっていく傾向にあります。(寄稿・河村 翔)
このような変化の中で、社会起業家やリーダー”以外”の形でも、社会課題の解決や認知の拡大に貢献する方法や、活躍人材と呼ばれるようなソーシャルセクター内での「プレイヤー」へのニーズは今後より一層高まっていくのではないか、という観点から、ソーシャル人材育成プログラム「Leaping Rabbit(リーピング・ラビット)」の企画・運営がスタートしました。
ミレニアル世代・Z世代を中心に「社会課題領域」への関心は高い一方、そうした人材を求め、受け入れているNPOやソーシャルスタートアップの現場では、働く個人のスキルや価値観と組織の求める人材にミスマッチが生じるケースも多く、結果として人材が定着せず、慢性的な人手不足が解消しない、事業推進が進まないといった事態に陥ることもあります。
また個人の側としても、そういった人材の定着率が悪く事業が安定しない現状を鑑みると社会課題領域で働くことへのハードルが上がり、ソーシャルセクターへの人材の流れを止めてしまうことになりかねません。つまり、両者のミスマッチによって本来生じるはずのソーシャルインパクトが生まれないという社会全体にとってマイナスな状況が生まれてしまうのです。
そのような状況を打開するため、個人のスキルや社会課題に対する想い・価値観を棚卸しするとともに、社会課題の本質をとらえるためのスキルを向上させることでミスマッチを減らし、「これからの社会課題領域での活躍人材」を増やしていくということは、これからの未来を作っていくために非常に重要なミッションだといえます。
「Leaping Rabbit」の実際のプログラムでは、約3ヶ月の期間で全6回のプログラムを受講、社会課題領域でスキルを活かして活躍できる人材になるためにインプット・アウトプット両方の機会を通じて成長を促していきます。
運営事務局である社会課題領域に特化した企画・PR会社(株)morning after cutting my hairとSDGsコンサルティング・研修などを行う(株)Dropはソーシャルセクターで長く活動してきたメンバーを中心に構成され、現場の経験をしっかりと反映させたプログラム内容となっています。また1on 1の個人メンタリングにも時間を割くことで、自分自身の課題にしっかりと向き合いながら受講が可能です。
今後ソーシャルセクターへの転職や関わり方を模索されている方、仕事を通じて得たスキル・経験を活かして社会課題に関わりたいと思っている方など受講を検討する価値のあるプログラムではないでしょうか。
現在3期生の申し込み受付中(2021年8月1日締め切り)
https://note.com/macmh/n/n70c43266f56e