初日その3はうぶすなの家』(願入(がんにゅう)地区)紹介

大地の芸術祭の里

初日(その3 曇り時々雨)

越後妻有の西の端、松代(まつだい)エリアの星峠の棚田群を遠くに眺めながら、今度は北端にある十日町市の願入にある『うぶすなの家』に向かう。

陶芸作品のかまどで薪を使ってお釜で炊くご飯が頂ける贅沢!


ボクがここを訪れたいと思った動機の一つに、童話の挿絵に出てくる林に囲まれた古民家の佇まいにあった。
ここは陶器美術館でもあり食事処でもある再生古民家なのだが、着いてみると名前の通り、生まれた土地の守り神の意味である産土(うぶすな)が由来かと思わせる雰囲気を漂わせていた。

「うぶすなの家」は陶器の美術館であると同時に、越後妻有の旬の食材を使い、伝統の味付けを復活させ、伝統を持つことの優位性を活かした料理でおもてなしをしてくれる食事処で、地元の元気な女性たち(女将=おんなしょ)に店の切り盛り全てが任されている。

その中で最も元気な女性と言うことで里山協働機構の新井さんが紹介してくれた水落静子さんにこの「うぶすなの家」を案内してもらった。

あのかまどに繋がる煙突が陶芸作品

部屋の片隅にありました


この家の中には花卉やインテリアとして、著名作家の陶器があちこちにさりげなく飾られており、頂いたコーヒーのカップなど道具としてもすっと出てくるし、水落さんからして農家の主婦と言うところが普通では無い。


(生活に根を下ろした文化がどんな暮らしぶりを産み出すのか注目したいのだが、その目にどんなものがあるかは、残念ながら陶芸にまったく不案内なボクの感想より、写真でご覧いただこう)

集いの場、作品だらけの居間と茶の間

古民具。階段としても使える箪笥が片隅に

窓際の花瓶、床の板は天井板の再利用で縞模様に

 

こんな話を伺う中で、芸術祭などを通して人が戻ってきたと思った途端に地震や豪雪、豪雨などの災害でその動きが止まってしまうなど、活気を取り戻すための障壁はまだまだ高く、その解決のためにはこれからももっと、地元の方々と色々な立場の多くの人たちとの協働と皆の知恵と思いを支えに、多様な挑戦を続けることが必要なのだと改めて思い知らされたが、同時に現地で元気に頑張ってる水落さんのような女将さん達と知り合えたことも心強い気持ちにさせてもらった。

最後にその水落さんと「うぶすなの家」の前で2ショット。
今ボクのfacebookのプロフィールに使っている「いいね」フォトです。

次回はこの日に泊まった「かたくりの宿/結東(けっとう)地区」の紹介など。
これからは掲載のテンポを上げるので、よろしく。

―「初日その4」に続く―
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