日本写真印刷(京都市)は、気に入った「雑草」の写真を撮り、自由な発想で名前を付ける小学生対象のワークショップ「まちくさみっけ!」を社会貢献活動として3年前から実施している。12月4日に開催される、洛北の28寺社と1NPOで構成する「京都洛北・森と水の会」主催のワークショップでも、「京都洛北 まちくさみっけ!」として開催のサポートを行う。

2011年11月に開催されたワークショップ「まちくさみっけ!」の様子(提供・日本写真印刷)


「まちくさ」とは、身近に生える雑草を表す造語。ワークショップには、まちくさ図鑑を自主制作し、「まちくさ博士」と呼ばれる京都在住のアーティスト・しげもとしんぺいさんが参加し、子どもたちの自由な感性や発想を引き出す。子どもたちは発見した「まちくさ」の写真を撮り、全員の前で発表を行った後、開けると立体的になる「飛び出すまちくさカード」をまちくさ博士と一緒に作成する。

日本写真印刷コーポレートコミュニケーション室CSRグループの松田健二さんは、「子どもたちの発想は本当に自由で、草花に個性があるように、子ども同士の感性や表現方法に違いがあることを実感します。今回も『まちくさ』にどんな名前が付けられるかとても楽しみです」と語る。

ワークショップには一般から募集をした約20名の小学生が参加する。運営は、NPO法人 「子どもとアーティストの出会い」(中京区)が行う。(オルタナ関西支局=神崎英徳)