筆者は、2011年2月にいすみ市に移住。いつもの帰り道


女性の移住者増加を受け、女性限定のツアーも実施


東京から特急で約60分。2011年2月に私が移住した千葉県いすみ市では、これからの未来を考えて様々な取り組みが広がっている。

3.11以降、自分たちでエネルギーを自給できないかと2011年の夏、市民が中心となって「energy-i」が発足した。日々の暮らしの中での節電方法から、房総の豊かな資源を生かしたエネルギー自立の可能性など勉強会やワークショップを通し様々なアイデアが出されている。

環境ウェブマガジン「greenz .jp」を運営するビオピオの鈴木菜央代表もコアメンバーとして参加。海、山、川があり、そして、天然ガスも出る豊かな資源のある房総でのこれからの取り組みが楽しみだ。

「食」という観点からも新しい取り組みが始まっている。いすみ市在住のマクロビオティック料理研究家中島デコ氏を中心にオーガニック系マーケット「BOSO star market」が11月3日に開催された。農薬を使わない野菜、無添加の加工品、オーガニックフード、マクロビスイーツのほか房総の素材を生かして、ものづくりをしているつくり手など、40店舗が一同に集まった。

初回の開催にも関わらず、千葉県内だけではなく都内からも多くの人が集まり、約1000人が来場、大盛況で終了した。2012年3月20日には、第2回を予定している。

個性豊かな人々が集まってきている房総。いすみ市では移住促進にも力を入れている。NPO法人いすみライフスタイル研究所では、移住体験ツアーを実施。実際にいすみ市内で暮らしている個人宅を訪問、日々の暮らしを見聞きするツアーが好評を得ている。

女性の単身移住者が増えてきていることを受け、女性限定でライフスタイルを考える体験ツアーを10月に実施。11月には天然ガスや太陽光発電、食の自給自足など、いすみの自然環境や資源をいかして、エコな暮らしを実践している個人宅を訪問した。

移住体験ツアーを通し、様々なライフスタイルを知ることで、「こんな生き方もありなのだ」と思う人も多いようだ。

かつての私がそうだったように、房総半島のいすみ市で、自分自身の幸せのスイッチを見つける人がこれからもっと増えるのかもしれない。(オルタナS特派員=三星千絵)


【参考】
「energy-i」 http://energy-i.org/ 
「BOSO star markst」http://boso-star.com/
NPO法人いすみライフスタイル研究所 「isumi-style.com」http://www.isumi-style.com/index.html