オルタナSの記者には全国各地に住む支局員もいます。その中で、宮崎県に住む支局員からレポートが届きました!
(「オルタナSの記者をやりたい!」という方はinfo@alternas.jpまでご連絡ください。)
宮崎県のイメージを考えると今だと新燃岳や口蹄疫などのイメージも出てきてしまうかもしれませんが、僕のいる宮崎県綾町は有機農業と照葉樹林の街です。今日はその有機農業の一面をお伝えします。
宮崎県綾町では有機農業の研修生として街に来ている人や、実際に有機農業をしている生産者の方々で集まり、月に1回「有機農業寺子屋」という勉強会が開かれています。
きっかけは、農業研修生の1人が実際の経験をしながら並行して勉強がしたい!と思い始めたこと。人数が集まらなくてもやろう!と始めると人が人を呼び多い時では10人近い人数になります。僕も農業はしてないけど参加させてもらいました。
今回の議題は「TPP」について。
TPPと聞いて「あー、農家の問題かー」と思っちゃう人もたくさんいるけどそんなの全然違って、みなさんの生活にとても大きくかかわる話なのでぜひ調べてみてください。
【参考】All About 専門家ニュース 利益?不利益?そもそも「TPP」って何?
http://allabout.co.jp/gm/gc/324840/
今回の勉強会に来ていた実際無農薬栽培をしている人からするとTPPはさほど自分の生活には怖くないそうです。個人宅配やスーパーとの契約販売をしているからです。でも町の農家はかなりつぶれてしまうという不安もありました。
そんな中、TPPになってもどんな風に農家が生き残っていくのか、若い人たちが真剣に話し合う場所がこの町にはあります。
寺子屋の主催者は僕と同い年の23歳。
この町では百姓を志す若者の熱い思いが動き出しています!(オルタナS 宮崎支局員 荒井克也)