ドラえもん、ピカチュウ、ミッフィーなど50のキャラクターが手をつないでいる歴史的画像が、東日本大震災で壊滅的被害を浴びた三陸鉄道の車両に貼られる。
このプロジェクトは「てをつなごう だいさくせん」と名付けられ、去年の東日本大震災後、「どーもくん」をデザインしたアニメーション作家合田経郎氏が発起人となり、被災地の子どもたちに元気を取り戻してほしいという願いから作家たちに協力を依頼した。
通常なら権利関係で実現不可能だが、支援目的ということで作家たちが団結した。この度、その画像が三陸鉄道の車両に貼られ、「てをつな号」が誕生した。「てをつな号」は4月1日より宮古駅から小本駅間、久慈駅から田野畑駅間で各1両ずつ運行する。
4月18日には地元の普代村立認定こども園とはまゆり子ども園の園児たちを集めた体験乗車会とラッピング車両お披露目会を兼ねたイベントを開催予定である。三陸鉄道は地震で壊滅的な被害を受けてしまい全線復旧に向けて復興中である。
合田経郎さんは「違う世界に住むキャラクターたちが一同に集まるこのプロジェクトは、これまでにない初めての試みです。キャラクターの力で一人でも多くの人の心がおだやかになってくれるように願っています」と話す。(オルタナS副編集長=池田真隆)
ラッピング車両お披露目会 概要
日時: 2012 年4 月18 日(水) 10:00 (雨天決行)
場所: 三陸鉄道 普代駅
式出席予定者: 三陸鉄道株式会社 代表取締役社長 望月 正彦氏
合田 経郎氏 (どーもくん作者) コンドウ アキ氏 (リラックマ作者)
招待する子どもたち:普代村立認定こども園 はまゆり子ども園の園児たち
てをつなごう だいさくせん