「あなたの一歩を、世界の未来へ。」
このようなコンセプトのもとに、「CauseWalker(コーズ・ウォーカー)」というスマートフォンアプリが誕生した。


CauseWalkerは、ユーザーがアプリを起動させて歩く・走ることで寄付ポイントが各企業スポンサーより貰え、そのポイントを社会貢献活動に寄付する事ができるサービスである。また、寄付が終わればFacebookやTwitterに内容が投稿され、自身と企業スポンサーの取り組みが広がっていく仕組みだ。

ダイマーズラボ株式会社の代表取締役である長野英章(ながの ひであき)氏は、
先進国特有の運動不足という問題と、途上国の貧困という問題の双方を解決すべく、このサービスを生み出したのだという。

「事業を始めるにあたり『日常の行動を寄付化』する事で、継続性の高い事業が創造できると考えました。色々意見は出たのですが、その中でも、『歩く・走る』を寄付化する事で、先進国の運動不足問題を、ユーザーに何かしら運動する動機を提供すること、貧困の問題を、寄付金を提供することで双方の問題を解決する一助となるという考えに至りました。」とサービスを生み出すに至る過程を語ってくれた。



また、企業スポンサー型の寄付金制度を導入していることから、
ユーザーは寄付をしながら運動不足を解消できる一方、スポンサー企業は、寄付の内容がユーザー経由でその友人に対してSNS経由で拡散されるため、広範囲でブランド力の向上に繫がる。

「ユーザーは、支援活動を選んで、歩いて、寄付して、その後バッジが貰える。
スポンサーは、バッジを通してクーポンの配布や、キャンペーンページに誘導することが可能です。一回のブランドプロモーションで終わってしまっては、勿体無ないので継続的なコミュニケーションを取れる仕組みとしてバッジや、SNS経由で拡散するシステムを取り入れました。」
とユーザーとスポンサーの双方に継続的なコミュニケーションを促す施策について言及してくれた。
今後は、支援活動のレポートが定期的に届くといった仕組みが導入されるようだ。


「新しい行動をデザインしていくことを目指したい。
今まで、自分のためにしか実行に移さなかった行動を、人のために自分が走って支援する、それが自身のストレス解消にもなる、といったように新しい行動をデザインしていきたいです。
CauseWalkerをきっかけとし、興味を持ってもらい、その先の社会貢献市場も広がっていけば良い。

また、ソーシャルメディアが普及してから、企業と個人のコミュニケーションの距離が物凄く近づいたにも関わらず、社会貢献という一つの社会とのコミュニケーションという点では、まだまだ双方単独での活動が多い。社会貢献という一つのコミュニケーションでも企業と個人の距離を近づけ、共創型の価値創りを普及していきたいです。

その中でCauseWalkerは、アースデーの取り組みとして、nano・universe様と街をキレイにする活動に取り組み始め、少しずつではありますが、共創型の社会貢献の形を創造し始めています。」
と今後の意気込みを語ってくれた。(オルタナS特派員=内藤聡)

Cause Walker:http://www.dimers-lab.com/

nano・universe×Cause Walker:
http://www.nanouniverse.jp/blog/archives/7050



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