全世界約9億人のユーザー数を誇る巨大SNSフェイスブックが臓器提供への意思表明を示すことができる機能を開始したと、5月1日に発表した。
ユーザーはタイムライン上で臓器提供の意思の有無を共有できる。米国と英国のユーザーには、地域ごとにおける臓器提供サービスへの登録を促すリンクも提供している。
フェイスブックの創設者である、マーク・ザッカーバーグ氏は「コミュニケーションと問題解決のために、これほどまでに強力なツールに進化するとは、まったく予想できなかった」と述べた。
また、フェイスブックを今回の啓発活動に利用することに決めた原動力として、去年10月にすい臓ガンで亡くなったアップルの創設者スティーブ・ジョブス氏との友情があるとも述べた。
現在、日本では40万人を超すドナー登録者がいる。しかし、2011年に登録した国内患者数2168人の内、移植を受けることができたのは55.7%に当たる1207人であった。
日本国内でのアクティブユーザー数が1000万人を超えるフェイスブックは、ドナー登録への促進になるのか注目である。(オルタナS副編集長=池田真隆)
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