リオ+20という言葉を初めて聞いた人へ。ここでは、今年6月にブラジル・リオデジャネイロで開催される国際会議「リオ+20」の総力特集を紹介しています。リオ+20が開催される2012年を国連が「持続可能なエネルギー年」と定めました。【7時間目】の今回は、その「持続可能なエネルギー年」について紹介していきます。

世界全体で自然エネルギーへシフトする


■国際持続可能なエネルギー年

国連は、持続可能な経済開発と国連ミレニアム開発目標(MDGs)の達成には、エネルギーへのアクセスがきわめて重要であることから、2012年を「すべての人のための持続可能エネルギーの国際年」と定めました。

現在でも、開発途上地域に暮らす15億人ほどが電気を利用できなく、数百万人はエネルギーが供給されても料金を支払えない暮らしをしています。

この為、よりクリーンなエネルギー技術で、持続可能な開発のために、信頼性が高く、安価で経済的に持続可能、かつ社会的に受容可能で環境上適正なエネルギー・サービスとエネルギー資源へのアクセスを改善する必要性を重視することが決まりました。

2030年までに以下の項目を実現することを目指します。

・エネルギー集約率40%減少
・自然エネルギー使用率30%(全世界) 2008年の世界全体での自然エネルギーの割合19%

2030年までにこの目標を達成するために、リオ+20で議論される自然エネルギーの行方からは目が離せません。


以上で【7時間目】の講座を終了します。次回は5月7日(月)に更新します。楽しみにお待ちください。