震災支援活動を続ける学生団体Youth for 3.11(ユースフォー)は復興地へのボランティアツアー参加者へ交通費補助キャンペーンを行っている。期限は7月末まで。交通費補助の対象となるのは、同団体が主催するボランティアツアーに限る。

youth for 3.11とめ組ジャパンが主催したボランティアツアー


同団体は、ボランティアツアーを行う前に、復興地の状況紹介や参加者同士でコミュニケーションを取るための研修会を開催している。研修会場となるのは、東京か京都のどちらかである。

今回のキャンペーンでは、その研修会までの交通費が1万円まで補助される。
大学1年生に関しては、最大2万円まで補助される。

大学1年生に関して、2万円まで補助できる制度にしたのには、訳があるという。同団体に所属する齋藤颯さん(慶応義塾大学3年)は、「今の大学1年生は震災が起きた時に、高校生3年生だった。受験などで忙しく、震災に関して触れていない人が多い。だからこそ、今の大学1年生にはこの機会に触れてほしいと思っている」と話す。

同団体に登録している学生ボランティア数は8000人を超える。今までに、1600人以上をボランティアツアーへ動員してきた。学生団体としては、日本最大の規模である。10人弱からのボランティアツアーを企画し、実施内容も、支援先も種類が豊富で、自分に適したツアーを選択できるのが魅力である。(オルタナS副編集長=池田真隆)


youth for 3.11