福島県郡山市のNPO法人移動保育プロジェクト(理事長・上國料竜太)では、乳幼児~小学生を預かり、少しでも子どもたちの被曝を抑える取り組みをしている。

3、4時間ほど安全な場所で外遊びができる


放射線量が0.2μSV/h未満を基準に移動先を選定し、その地域へ移動して保育するというもの。子どもの利用は無料で、「定期的に継続的に生活圏外の安全な場所で刺激的な体験学習」 という新しい保育の形を創りあげようとしている。

昨年7月にプロジェクトを立ち上げ、8月には猪苗代まで第一回目の移動保育を実施。メインプログラムは「3歳~未就学児」が対象だが、空きがある場合やプログラムの種類によっては「0歳~2歳・小学生」も参加可能だ(※2歳児以下は保護者の同行が必須)。

毎週土曜日に郡山発と福島発のプログラムを交互に実施し、子どもの体力を考慮して朝9時に集合、夕方4時には解散する。

また、移動保育に関して月曜から金曜の午前10時から午後3時まで、電話あるいは事務局で随時相談に応じている。

なお、この夏には「ちびっ子遠足隊」も企画されており、8月28日郡山駅出発と8月30日福島駅出発のいずれかのみ受付中だ。(今一生


●NPO法人移動保育プロジェクト
http://www.kidsbrain.jp/fihp/index.html