昭文社は『震災時帰宅支援マップ 首都圏版』の最新版を22日に発売する。2013年4月に東京都で施行される「帰宅困難者対策条例」に基づき、新たに「一時滞在マニュアル」を加えたほか、地図上に一時滞在施設を表記するなどして内容の充実を図る。

『震災時帰宅支援マップ 首都圏版』最新版表紙(昭文社ニュースリリースから引用)


同地図は05年に初版を発売し、現在までに累計110万部を発行するロングセラー。昨年版では東日本大震災時に都心で帰宅困難者が多数生じたことを受けて、徒歩帰宅時の距離と時間を検討できる「東京15km圏経路MAP」などを盛り込んだ。

最新版では帰宅困難者による一斉帰宅の抑制などを定める都の条例の施行を踏まえて、外出先や職場で被災した場合の一時滞在場所の決め方などを1ページにまとめた「一時滞在マニュアル」を追加するなどしている。A5変形、144ページで、価格は税込み840円。(オルタナ編集部=斉藤円華)


昭文社ニュースリリース