大人と子どもが同じ目線になって遊べる場「asobi(アソビ)基地」が1日、表参道で開催された。当日は、120人を超える親子が訪れた。
アソビ基地では、子どものクリエイティビティを最大限に発揮させるために、既存の玩具は置いていない。既存の玩具だと、遊び方も制約されていて、クリエイティビティが制限されてしまうためだ。
用意された色水や折り紙、新聞紙、紙コップなどを使って、子どもたちは思うがままに楽しんだ。普段、同世代と遊ぶことが多いが、ここでは異なる年齢の子どもたちと一緒に遊ぶので、遊びながらコミュニケーション能力が身に付く。
子どもたちだけではなく、大人たちのコミュニケーション促進、そして育児についての悩み相談所にもなっている。
「来た瞬間から一人で積極的に参加していました。 1人で黙々と工作したり、少し大きなお兄ちゃんと遊ぶときは真剣に観察していたりしました。 ここで遊んだことが、これからの日々の中でどんな形で表現されるか楽しみです」と3歳児(男の子)の母は話した。
アソビ基地を主催しているのは、保育士や児童精神科医ら3人。保育士の小笠原舞さんは、「前回の40人を大きく超える、120人の方に来て頂いた。このような場所が求められていることを改めて実感しました。 子どもも新しい世界の発見、親も子どもの成長の発見、そして大人も子どもに対しての発見がたくさんあり、 私自身も毎回発見ばかり。このアソビ基地は完成はなく、毎回進化しながら、 参加者の色、地域性、そしてその時代にあった子育て支援の形として継続させていきたいと思う」と話した。(オルタナS副編集長=池田真隆)