20歳の大学生が、気仙沼市の高校生を対象にした服販売イベントを12月9日に同市内で開催する。全国の若者から着なくなった服を集めることによって、復興地の若者の、「おしゃれがしたい」という願いを叶える。地域活性化も図ることができる復興支援の形だ。



企画した学生は気仙沼出身で都内の大学に通う志田淳さん。気仙沼市内には6つの高等学校(気仙沼高校、気仙沼西高校、向洋高校、本吉響高校、気仙沼女子高校、東陵高校)があるが、アパレルショップは少なく、若い人が着たい服を着られない現状があると話す。

そこで、東京の大学生などに声をかけ、着なくなった服や寄付したい服を収集して、気仙沼の高校生を対象に販売する企画「Local Cross Market」を実施する。服の収集目標は200着だ。会場は気仙沼市内にある復興商店街の近くに位置する「南町cadocco」を予定している。

志田さんは、「服を寄付するという新たな支援のきっかけを得てほしい」と、話す。今まで復興支援に関わってこなかった学生や、何度かボランティアをした経験はあるが今後の被災地との関わり方で悩んでいる学生たちにぜひ協力してほしいという。(オルタナS副編集長=池田真隆)


Local Cross Market