児童養護施設の学習支援を行う3keys代表の森山さんは、ファッションにしていい活動と、したくない活動があるという。情報化社会になり、子どもたちに関する情報の伝え方には気をつける点が多数あるからだ。
「児童養護施設に通う子どもたちをむやみにさらすことは論外で、一時のファッション的な伝え方もしたくはない」と、話す。
「伝えやすい人にだけ伝えていることがある」と、TEAM iups(アイアップス)の代表西丸さんは話す。「SNSが発展して、すぐにつながるようにはなったが、何か大切なことを見失うこともある。今では手の届かない人にまで、DMさえ送ればすぐ繋がる時代。しかし、すぐにゴールに到達してしまうため、走る努力をしなくなる。本当はもっと繋がるための愚直さが大切なのではないか」
また、「社会問題に着手しない理由は時間や生活に余裕がないからではない。時間がなくてもパチンコが好きな人は時間をつくってパチンコ店に行く。問題は自分事として捉えきれていないし、何がメリットなのかを可視化できていないからではないか。しっかりと本質的なものを伝えていかないといけない」と、話した。
■年代で異なるエシカルに対するイメージ