リーダー不在が叫ばれる昨今の日本社会で、筆者が注目するエシカルリーダーを紹介する。今年のブレイクを期待しており、読者の皆様にも注視して追いかけ続けてほしい3人だ。
1:エシカルファッションブランド「INHEELS」
2011年、2人の女性が立ち上げたエシカルファッションブランド「INHEELS(インヒールズ)」。「who said ETHICAL is not SEXY?(エシカルがセクシーじゃないなんて誰が言った?)」を合い言葉に活動する。
ロンドン発のブランドで、ブランド名の由来は、「ハイヒールを履いて」という意味からきている。ハイヒールを履いても着こなすことができるセクシーでエシカルな服を、安価な値段で実現している。
昨年、アシックス主催の夢応援プロジェクト33DREAMSで「エル・オンライン」賞を受賞し、波に乗る。
参考記事:エシカルを着てパーティーに出かけよう エシカルファッションブランドINHEELS
2:三井俊介さん(24)
2012年3月法政大学(東京・市ヶ谷)を卒業して、単身で岩手県の陸前高田市広田町へ移住した。地元の人々との信頼関係を構築しながら、復興支援活動を継続する。
昨年はボランティアコーディネートや講演会などを各地で行い、多数のメディアに掲載された。現在は、三井さんが共同発起人を務める復興支援団体SET(セット)のメンバー3人が加わり(うち1人も移住)、精力的に活動を続ける。
参考記事:311から1年半 復興支援若手リーダーが集結、復興を考える
3:小沼大地さん(30)
国内企業の社員をアジア新興国へ派遣する「留職」プログラムを実施しているNPOクロスフィールズ代表。留職とは、企業の社員が1カ月〜6カ月間、アジア新興国のNGOに行き、本業を生かして現地の社会課題解決に挑む活動である。
小沼さんは、一橋大学の大学院社会学研究科修了後、青年海外協力隊として中東シリアへ行き、その後、マッキンゼーに就職。同社で3年間務め、2011年3月にクロスフィールズを設立した。
今年、「留職」プログラムを導入する大手企業が6社(ベネッセ、NECなど)決まっており、満を持して始まる日本初の取り組みの行方に期待が集まる。
参考記事:国内企業の社員が相次いでアジア新興国へ 「留職」の波が日本にも
(オルタナS副編集長=池田真隆)
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