「イザ!カエルキャラバン!」とは、「阪神・淡路大震災の被災者から教わった防災の教訓や知恵を、さまざまな体験を通じて全国の子供たちに伝えたい」という思いから、2005年に始まった。NPO法人プラス・アーツと美術家の藤浩志氏が共同で開発した新しい形の防災訓練プログラムだ。

これまでに防災訓練に興味を示さなかった若い家族層が大勢やってくる、新しいカタチの防災訓練プログラムとなっている。

そのシステムはとてもシンプル。子どもたちは、遊ばなくなったおもちゃやアクセサリー・本などを持ちより共通通貨である「カエルポイント」に交換する。この「カエルポイント」を使うことで、他のおもちゃと交換することができる。

おもちゃを持ってきていない子どもや、もっとポイントが欲しい子どもたちは、災害時に生きぬくための「サバイバルワークショップ」や消火器の使い方を学ぶ「水消火器で的当てゲーム」などといった防災プログラムを体験してポイントをもらう。

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