当初、日本のジュエリー業界では「不可能」と言われたエシカルジュエリーブランドの誕生を、日本で初めて実現させた白木氏。HASUNAが誕生するまでの軌跡を、本書で語っている。
鉱山では、児童労働や命を危険にさらす深刻な労働問題が多く存在し、小規模鉱山の労働者は、世界に約1300万~2000万人いると推定されているという。しかし、その現実を知る人は、まだまだ少ないだろう。
「採掘現場からはじまり、身に着ける一人ひとりにいたるまで、関わるすべての人たちに心からの微笑みをもたらし、関係するすべての土地が祝福で満たされるような、そんな幸せなジュエリーを創りたい。愛や記憶の依り代として慈しまれ、人とともに長い時間を歩むジュエリーだからこそ、一点の陰りもなく、清く美しいものであってほしい」
ジュエリーを創ろうと決意した当時の想いを記した、白木氏の言葉である。見た目の美しさだけではなく、本質の美しさを追求するのがHASUNAのジュエリーだ。