1ラウンドと2ラウンドのテーマ(お題)は同じで、「なぜ、こんなにも男と女の差があるのでしょう?何がその差をつくり出していると思いますか?」、3ラウンドでは、テーマを少し変えて、「その差をうめるためには何が必要だと思いますか?あなたは何ができそうですか?」で話し合いをしました。

すると、3ラウンド目のあるテーブルで、このような面白い意見が出てきたのです。

「女性の社会進出が進んだことで、逆に、幸福度が下がった国がある。だから、男女の差があることと幸福度に相関関係はないのでは?」「差をうめるということが前提になっているのがしっくりこない」

つまり、ただ、単に差をうめればいいというわけではない、差がうまっても幸せにならないのであれば意味がない、ということでした。差をどうこうするというよりも、一人一人のありたい在り方を実現しやすい社会づくりが大切だと言うのです。

そこで、最後の4ラウンドでは、当初考えていたテーマをその場で変更し、「差をうめること」を前提にせずに、「その差は、これからどうあるべきだと思いますか?ありたい姿や社会にするためには、自分はどうありたいですか?」というテーマで話し合いました。

すると、「差は、特にうめる必要はない」という意見から、「やはり、差はうめるべき」という意見も出て、また、「もっと、自分がどう生きたいのかという軸を見つけることが必要だ」などの意見が出ました。

そして、最終的には、現時点での各テーブルの意見を要約してもらい、その要約したものを全体で共有する時間を作りました。最後に、それらを受けて、萩原なつ子教授とNPO法人ファザーリング・ジャパン副代表の安藤哲也さんからコメントをしてもらい、この「100人男子会」は幕を閉じました。

あなたはどう生きたいか?

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