製作期間は約1年。昨年5月から2カ月間、同団体のホームページで、三重県内のエシカル情報を募集した。173件が集まり、選定した140件を取材した。

「エシカルを切り口に三重県の魅力を再発見してほしい」と安原さんは意気込むが、県内でのエシカル認知度はまだ低い。昨年8月に同団体が松坂市で行ったエシカル認知度調査では、14%ほどしか認知されていなかった。

しかし、エシカルという言葉は認知されていなくても、意味や概念はすでに浸透していると安原さんは話す。「間伐材や伝統工芸品を通して、エシカルを説明すると、『あぁ、これがエシカルなのね!それならこれもエシカルじゃない?』と、よく言われる。言葉は知らなくても、意味はすでにわかっている人は多い」。

三重県の魅力を伝える「ミエシカル」の設置場所は、公式ホームページに掲載されている。(オルタナS副編集長=池田真隆)

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