「イスラム教は分配の宗教」という教えを軸に、ほかの宗教以上に争いを好まず、人々に等しく分け与える、そんな本来の姿について語られた。

近年のイスラム諸国の紛争の歴史は、もともと「西欧キリスト教諸国による、石油目当ての武力介入に端を発したもの」との指摘には、石油に依存する日本人としても耳の痛いものがあった。

ツアーのガイドを務めたエジプト人スタッフのモハメッド・イブラヒムさんは、イスラム教のイメージについて、そして日本人とイスラムの関係について、こう語る。

「多くの日本人はイスラム教に対して怖いイメージがあると思いますが、イスラムの基本的な教えに平和・安心があります。イスラム教徒はいつでも、どこでも、誰にでも『アッサラーム・アライコム』とあいさつします。意味は『あなたに平和を』です。人を怖がらせたり、傷つけたりするのはしてはいけないことです。イスラム教が人と人の繋がり、平和を大事に思っていることはアピールしたいです」

「日本人はイスラム教のことは知らなくても、普通にイスラムの教えにあることをやっています。たとえば『嘘をつかない』『人を脅したりしない』『いつも清潔にしている』『真面目に生活している』などです」

ふるまわれた「ロズ・ベル・ラバン」というスイーツのほか、エジプト系ドリンクも充実


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