生駒氏のエシカル精神のルーツには、音楽プロデューサーで環境活動にも取り組む小林武史氏から言われた一言が影響しているという。それは、マリクレールの誌面対談で言われた言葉だ。小林氏は、「ワルがエコを考えないと世の中は変わらない」と話した。

生駒氏は、この考え方に共感し、エシカルを盛り立てていくには、「悪魔が必要」と話す。「真面目さが強いエシカルには、スカルやセクシーさがないとつまらない。もちろん、真面目さは大変素晴らしいもので、なくてはならないが、主流になるには、プラスアルファが必要である」。

エシカルを文化にしていくためには、「おしゃれ」と「遊び心」が必須という。「おしゃれはマスに広がる。さらに、遊び心があるとコミュニケーションが生まれる。交流することによって、化学変化が生まれ、文化となっていく」。(オルタナS副編集長=池田真隆)

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