ソーシャルメディアの普及により、世界はパラダイムシフトの時代を迎えている。急激に進むソーシャルシフトの中で、企業はどうあるべきか。

今月16日から来月11日まで東京ミットタウンで開催されている「未来を変えるデザイン展」で21日、ループス・コミュニケーションズ(東京・渋谷)の斉藤徹代表がセミナーに登壇した。

SNSの浸透により、生活者や社員、就職活動を行う学生も歩く広告塔となり、影響力を持つ。アメリカのピザ宅配業者ドミノ・ピザでは、2009年にオーストラリア人社員が配達前のピザに唾を吹きかけるなど不衛生に扱う動画をyoutubeにアップし、65%の消費者が注文をためらうようになった事件があった。

ソーシャルメディアが浸透した現代社会においては、この事例のように社員のたった一人の行動が企業全体のブランド価値を大きく下げることにも繋がる。

社員の悪意ある行動を防ぐためには、社員一人ひとりが会社を「好き」であり、これからの時代においては賃金などの外発的動機付けではなく、「好き」な会社に貢献しようとする社員一人ひとりの内発的動機づけの必要性が高まっているという。

今回の講演の内容は講師斉藤徹代表の著書でも紹介されている

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