Mさんの会社に行きサプライズプロポーズを実行(提供:株式会社LIG)

■秒速結婚を果たした二人が考える結婚のルール

夫の紳也さんは奥さんが初めての彼女でしたが、奥さんには以前付き合っていた男性がいました。彼女には長年の交際を経て別れた後、今回の結婚に至るまで2年半の歳月がありました。

その間、奥さんも結婚を考えながら色々な模索をしていたそうです。しかし、その中で気づいたのは人を比較や審査しているということでした。相手が結婚相手に相応しいか、容姿や収入に始まり、求めようとすれば終りの無い条件の比較によって、いつの間にか相手の欠点を見るようにさえなっていく。そして、もっと良い人がいるのではないかと考え次を探すことを繰り返してしまいがちだといいます。

一方で、今回の「秒速結婚」では一人の相手に対して、お互いの大切な軸のみによって評価ができたことが良かったと言います。

「もちろん結婚してみたら相手の気に入らない所が見えることも十分にありえることでした。ただ、私にとって大事なこと、仕事への情熱やユーモアはLIGの記事を通して事前に十分知っていたので、その他の点でもし問題が起きても一緒に解決しようという姿勢が自然と生まれました」

紳也さんもまた「5、6年付き合っても結婚を躊躇しているカップルがいるけれど、そもそも相手を見極めようという事がおこがましいと思います。自分にとって大切なことを確認して、他の事は結婚をしてから一緒に前を向いて努力をすればいいと思うのです。その気持ちがあればどんな結婚でも失敗はないのだと思います。恋愛経験のない僕がいうのもおかしいですけど」

今回の結婚についてはインターネット上で様々な意見がありました。ご本人たちも「この方法がみんなにとって良いとは考えていない」としています。しかし、それらを踏まえてもなお、今回の結婚の方法には学ぶべき点が多くあるのではないでしょうか。(オルタナS編集部=大下ショヘル)
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