昨年6月より、渋谷電源カフェbeezの協力の元、毎月第三金曜日にグッドアクションの会を開催しており、ちょうど丸一年が経つ。開催のきっかけは、2011年に起きた震災だったという。
「震災以降、ボランティアや任意団体、NPO等が増えたものの、様々な理由で継続できていないことを目の当たりにし、それらの活動を支援していきたいと思った」と酒井さんは言う。
毎月行われるグッドアクションでは、ソーシャル活動をしている方が前に出て、プレゼンテーションを行う。毎回3~5団体がプレゼンし、一つのプレゼンが終わる毎に質疑応答の時間が設けられ、参加者の声を直接聞くことができるというものだ。
「一人では実現できなかったことを、大勢のソーシャルな力が集まることによって、解決できる社会的課題も沢山あると思います」と言うように、NPOや任意団体だけでなく、個人の方もプレゼンの場を持つことができる。
運営当初は、プレゼンをお願いすることもあったが、現在は活動している方から「プレゼンをしたい」と言われることの方が多いという。以前までは「聞く側」にいた方が刺激を受け、「プレゼンする側」になることも珍しくない。
■応援する側とされる側を、つなげる